目次

  1. 東洋医学の秋
  2. 秋の生活養生
  3. 秋の食養生
  4. 秋のメンタル養生
  5. 中庸(ちゅうよう) バランスよく生きる

東洋医学の秋

秋分(9/23)は
昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
この日を境に日が短くなり、秋の夜長にむかいます。
あれだけ暑かった今年の夏、本当に涼しくなるのか?という酷暑の日々でしたが
最近は体感的にも朝晩は暑さから解放され本当に秋って来るんだなと。(笑)

秋分の日は「秋の彼岸の中日」でもあり
この日を含めた前後三日間を含めた一週間は「秋の彼岸」です。

暑さも寒さも彼岸まで、という言葉がありますが
彼岸以降は過ごしやすい気候になるという意味です。

五行でいうと秋は「白」。臓腑でいうと「肺」の季節です。
乾燥から身体を守る養生を心がけるとよいです。

秋の生活養生

秋の養生としては
「首」を冷やさないことが大切です。
首、手首、足首。
風邪の原因となる「風邪(ふうじゃ)」は首の後ろから入るといわれています。
この時期は首を冷やさないように気を付けましょう。

また、早寝早起きをすることが大切です。寝過ぎもよくありません。
生命エネルギーである”気”は朝作られると考えられていますので
朝起きたらまず窓をあけて深く深呼吸してよい気をしっかりと取り入れましょう。

秋の食養生

潤いを与えてくれる
梨、白菜、レンコン、豆腐、白ごま、ゆり根 などの「白い」食べ物を積極的に摂りましょう。
梨、豆腐、白菜はどちらかというと少し冷やしてしまう食べ物なので
(寒涼性)常温または温めて食べるとよいです。
はちみつも体を潤すのでお砂糖の代わりに使えると良いですね。
※ただし下痢している人は合わない場合もあるので注意です。

秋のメンタル養生

秋は陰と陽が入れ替わる時期。
日照時間も短くなり、なんとなくセンチメンタルな気分になりますよね。

東洋医学で秋は「悲、憂」という感情と深い関わりがある季節です。
五臓では「肺」に関係します。

秋にはこのような感情が高まりやすい季節ですので
その感情が肺を傷つけてしまいます。
季節のせいで理由もなかったりするので
ある程度は秋だしこんなもんかと割り切って
ゆったりとした気持ちですごしましょう。

気持ちを落ち着けてくれる食材をとるのも良いですね。
春菊、ゆり根、棗、イワシ、牡蛎、卵、小麦粉、卵、
紅茶、ココアなど。

小麦粉って悪者にされがちですが、そんなことはないんです。
甘麦大棗湯という気持ちを落ち着けてくれる漢方薬がありますが
それにも小麦が入っています。
悪い食材、というのは存在しないんです。
「取り入れ方」が重要なのです。

中庸(ちゅうよう) バランスよく生きる

東洋医学だけではないですが、何かにはまってどっぷりつかってしまうと
陥りがちな「盲信」。
これがすべて正しい、と思うことは自由なのですが
結局自分を不自由にして苦しくしてしまいます。

古代中国の儒教の思想、中庸(ちゅうよう)という考え方があります。
中庸…「極端に偏らず、過不足なく調和がとれていること」
極端な考え方や行動を避け、偏りなくバランスをとる状態を目指すことが
体にとってもとても大切です。

西洋医学を否定しない。
そして東洋医学も否定しない。
良いところを上手に取り入れる、これも中庸。

なので、たまにパン食べたって良いんです。
体が欲している時もありますよね♪

東洋医学を学ぶと、生きやすくなると思っていて
それを少しでも伝えられたらなと思って発信しています。

少しでも心身ともに元気な人が日本に増える、
それだけで、もっと日本も明るく良い国になると
本気で思っているので
そういう思いでいつも漢方相談をしています。